用途、仕事目的によってグループ分けされています。
どんな用途、目的でグループ分けされているの?
このグループには、どんな犬種が居てるの?
ここでは、1〜10グループ別に紹介したいと思います。
前編、後編に分けて紹介していきたいと思います。

第1グループ
シープドック&キャトルドック(スイスキャトルドックを除く)
このグループは羊、山羊、豚、牛、馬など家畜の護衛、統率、管理などの作業ができるように作られた。元々は家畜を肉食獣(大型や成獣、クマ、オオカミ)から守ったり、泥棒から群れを守るため大型犬が多かったが、現在では家畜の監視や誘導が主な仕事となり、ボーダーコリーやシェットランド・シープドックのように次第に小型化されてきた。
- シープドック・・・牧羊犬
- キャトルドック・・・牧畜犬
- 人に忠実である。
- 訓練性能が高い。
- 狩猟欲を弱め、防衛本能が高い。
- ジャーマン・シェパード・ドックは指定警察犬の犬種である。
主な犬種
- ボーダー・コリー
- ジャーマン・シェパード・ドック
- オールド・イングリッシュ・シープドック
- シェットランド・シープドック
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク



第2グループ
ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイスキャトルドック
1Gの犬が野原用、牧場用とするならば、このグループは村の犬、農業用のタイプの犬です。
家畜の番をしていた犬やネズミ捕りをしていた犬など古代ローマの軍用犬の流れをくむ犬たちも含まれています。
- ピンシャー、シュナウザー・・・テリアタイプの性格と行動力を持ったドイツ原産の番犬
主な仕事は厩舎のネズミの駆除。 - モロシアン・タイプ・・・古代ギリシャのモロシア人が狩や羊の群れの番犬として使っていた大型犬
マスティフ系の犬で体重が重く、重厚な体躯である。
マウンテン・タイプがあり『山岳救助犬』にセントバーナード。
『水難救助犬』にニューファンドランド。 - スイスキャトルドック・・・キャトルドック(牧畜犬)マウンテンタイプに近いため2Gに分類。
農屋の納屋番や運搬車(荷台)を引いたりしていた。
主な犬種
- バーニーズ・マウンテン・ドック
- ボクサー
- ブルドック
- ドーベルマン
- グレート・デーン
- グレート・ピレニーズ
- ミニチュア・ピンシャー
- ミニチュア・シュナウザー(スタンダード・ジャイアント)
- セント・バーナード
- 土佐



第3グループ
テリア
ラテン語で「穴を掘る」「土を掘る」等のTRRAからきている。
テリアは習性として地面に穴を掘り土中、岩穴に棲息している穴熊、キツネ、野ネズミ、ウサギ等の小害獣を獲る。
特質は鋭敏な感覚、キビキビした行動と持久力である。性格は強気です。
- 長脚テリア・・・体躯が方型で脚が長くスマートであることが特徴。
前胸より前肢にかけて垂直で趾は爪先立ち。 - 短脚テリア・・・北部の山岳地帯で穴の中に入るので重心が低く骨は太くて逞しい
筋肉が厚く、噛む力も強い、硬く、厚い丈夫な被毛により保護されている。 - ブルタイプ・・・平らで幅広い肩甲骨で、ガッチリと筋肉質で力強い体つき。
- トイテリア・・・活発で好奇心旺盛。
愛情深く賢さも備えしつけをしやすい。
主な犬種
- ブル・テリア
- スコティッシュ・テリア
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
- ヨークシャー・テリア
- ジャック・ラッセル・テリア
- ワイヤー・フォックス・テリア
- トイ・マンチェスター・テリア



第4グループ
ダックスフンド
ダックスフンドだけのグループです。
「ダックス」とはドイツ語で”穴グマ”、「フンド」とは”犬”という意味で巣穴に入り込めるように短足に改良された犬種。
次第に小型化され、現在では3サイズ『スタンダード、ミニチュア、カニーヘン』に分けられる。
様々な状況での作業に対応できるように毛質も3タイプ『スムース、ロング、ワイヤー』に分けられる。
3×3=9のバラエテイがある。



第5グループ
スピッツ&プリミティブ・タイプ
「スピッツ」とはドイツ語で”尖った”、「プリミティブ」とは”原始的”という意味。
柴やポメラニアンのようなマズルと耳が三角形に『尖った』タイプのグループ。
立ち耳、巻き尾、差し尾、二重毛が特徴。
約半数が日本犬。
北欧では、雪の上をそり犬として荷物や人を乗せて走る寒さに強い犬種。狩猟犬としても活躍。
(アラスカン・マラミュート、サモエド、シベリアン・ハスキーなど)
主な犬種
- 柴犬
- 秋田犬
- 日本スピッツ
- アラスカン・マラミュート
- シベリアン・ハスキー
- ポメラニアン
- チャウチャウ



まとめ
ここでは、1〜5グループまでを紹介しました。
第1グループ(シープドック&キャトルドック)
牧羊犬・牧畜犬
家畜を誘導したり保護する目的を担っていた犬たちが属しています。
家畜を誘導したり保護することを仕事としていた犬のため警戒心が強く、吠え癖を持つ犬が多い傾向があります。家畜を守るために警戒心を働かせ、吠えることで誘導していたため。
飼い主以外に懐きにくかったり、知らない人が来ると吠えたり、警戒してしまうといった事が考えられます。
飼い主として信頼を得た上で、吠え癖を治すためにしっかりとしつけを怠らないようにしましょう。
第2グループ(ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイスキャトルドック)
使役犬
主に番犬や警護、さらに作業を人と共に行うことを仕事として持つ犬種が多いグループ。
「厩舎のネズミの駆除」「山岳救助犬」「水難救助犬」「警察犬」「農屋の納屋番や運搬車(荷台)
使役犬の多くは忠誠心が高い傾向があります。飼い主がリーダーであることをしっかり認識させ、信頼のおけるパートナーとなってあげることが大切です。
忠誠心が強いことから、飼い主を守ろうと他者や他の犬に対して警戒心が強くなる傾向があります。
第3グループ(テリア)
小さな狩猟犬
テリア犬は元々、小さな動物を捕獲するための犬として活躍していた犬です。
猟犬の多くに言えますが、テリアグループの犬の元々は猟をするという目的を持っていた為、名残として気性の荒い一面を持っています。
吠え癖があるグループですので、根気強く吠え癖を直していくことが大切です。
狩猟犬は運動量が非常に多い、元気いっぱい動き回ることが大好きですので、小さくても散歩の量を多めにしたり一緒に遊んであげる時間を設けストレスを発散させてあげましょう。
第4グループ(ダックスフンド)
巣穴に潜む動物を狩る狩猟犬
ダックスフンドだけのグループ。
巣穴に入り込めるように胴長短足に改良された犬種。
性格は穏やかでしつけもやり易い傾向があります。やんちゃで気が強い一面もあるので甘やかさないでしつけをしましょう。
胴長短足の犬にありがちな椎間板ヘルニアには注意が必要です。無理な運動や段差の上り下りさせてしまうことで、足腰に負担がかかりヘルニアを発症しやすくなるので、飼い主さんは気をつけてあげましょう。
第5グループ(スピッツ&プリミティブ・タイプ)
古来の原始的な犬
尖った口元、立ち耳、巻き尾、差し尾、深い二重尾が特徴。口元と耳が三角形に尖ったタイプのグループ。
約半数が日本犬です。
闘争心が強い傾向があるので、しっかりとしつけをしなければ飼い主の言うことも聞かない犬になってしまうこともあります。体格の大きい犬種も多く属しているので、しっかりとしつけをしなければ手に負えなくなったしまうことも。