用途、仕事目的によってグループ分けされています。
どんな用途、目的でグループ分けされているの?
このグループには、どんな犬種が居てるの?
ここでは、1〜10グループ別に紹介したいと思います。
前編、後編に分けて紹介していきたいと思います。
第6グループ
セント・ハウンド
セント<嗅覚>ハウンド<猟犬>
鋭い嗅覚で獲物を追い詰めたり、捕らえたりするタイプ。
草原に鼻をつけながら獲物を追うためハンターが犬を見失わないように、尾の先が白く真っ直ぐに上げるように改良された犬種が多い。
頭部の皮膚はダブついて、垂るみがある犬が多い。垂れ耳で大きな耳の犬が多い。
ハウンド犬の性格は、獲物を追っていた歴史を持つことから勇敢で、狩猟の中で自分で判断することが求められるので意志が強く独立心も持っています。
*鋭い嗅覚を持つセントハウンドグループの中でも、特にブラット・ハウンドの嗅覚は特筆していて、アメリカでは唯一この犬種の嗅覚が裁判での証拠として認められている。
主な犬種
- ビーグル
- バッセト・ハウンド
- アメリカン・フォックスハウンド
- ダルメシアン
- ブラット・ハウンド
第7グループ
ポインティング・ドック
ガンドック<鳥猟犬>の中でも特に、獲物を発見した時に睨みつけることで鳥を動けなくしたり、鳥の位置をハンターに教えたり、ガン(鉄砲)を構えたら鳥を飛び立たせたり、撃たれた鳥を回収するポイントやセットしてハンターのサポートをする。
- ポイント・・・獲物の前方に立ち止まって、姿勢を低くして鼻先を突き出し片足をあげるポーズのこと。
- セット・・・獲物を見つけるとその場で伏せの姿勢でじっと待っている状態「セット」する。
主な犬種
- ブリタニー・スパニエル
- イングリッシュ・ポインター
- イングリッシュ・セター
- アイリッシュ・セター
- ワイマラナー
第8グループ
レトリバー、フラッシング・ドック&ウォーター・ドック
7グループと同じガンドック<鳥猟犬>のグループ。
水際での猟も多く泳ぐのが得意である。(嗜水性・水を好む)
特にシギ猟に使われた犬には、”コッカー”という名がつけられた。
7・8グループの犬種は、銃の大きな音から耳を守るための垂れ耳、獲物回収の際に傷つけないための厚いマズルが特徴である。
- レトリバー・・・撃ち落とした獲物を回収(レトリーブ)する。
- フラッシング・ドック・・・隠れている鳥を、ハンターの待ち構える方向に追い立てて飛び立たせる役割(スプリング)ともいう。
- ウォーター・ドック・・・鴨など水鳥猟が専門の犬たち。
主な犬種
- アメリカン・コッカー・スパニエル
- イングリッシュ・コッカー・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- ラブラドール・レトリーバー
第9グループ
コンパニオン&トイ
9グループの犬種は、実用的な作業はしない。
作業や猟に使われていた犬を小さく、愛らしくした家庭犬・愛玩犬の人気グループです。『コンパニオン・ドック』・
『トイ・ドック』と呼ばれる犬種。
穏やかな性格で、他の動物とも比較的共存しやすい。他のグループの犬種と大きく違うところは、猟犬や番犬としての役割を持たない犬種。
「働く犬」ではなくペットとして可愛いがるために作られた犬種であるのが特徴です。
- コンパニオン・ドック・・・家庭犬
- トイ・ドック・・・愛玩犬
主な犬種
- ビション・フリーゼ
- ボストン・テリア
- チワワ
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- フレンチ・ブルドック
- マルチーズ
- パピオン
- プードル
- パグ
- シー・ズー
- ペキニーズ
第10グループ
サイトハンド
犬の中でも、優れた視覚と最速を誇るスピードで獲物を追うタイプ。サイト『視覚』、ハウンド『狩猟犬』
遠くを見るための発達した視力と高い体高、一気に捕らえるためのスピードが求められるため大型で細身の犬種がほとんどで、背がアーチしたギャロッパー・タイプの犬が多い。
狩猟犬として活躍していた犬種ですが、攻撃的な性格ではなく、とても穏やか子が多く、静かでそこまで吠えることも少なく落ち着いた性格。
- ロング・コーデットまたはフリンジド・サイトハウンド
(長毛または飾り毛のあるサイトハウンド) - ラフコーデット・サイトハウンド
- ショートヘアード・サイトハウンド
主な犬種
- アフガン・ハウンド
- ボルゾイ
- アイリッシュ・ウルフハウンド
- イタリアン・グレーハウンド
- サルーキ
- ウイペット
まとめ
ここでは、6〜10を紹介しました。
第6グループ(セント・ハウンド)
嗅覚ハウンド
嗅覚のスペシャリスト。
ニオイを頼りに狩猟するセント・ハウンド。
草原に鼻をつけながら獲物を追うためハンターが犬を見失わないように、尾の先が白く真っ直ぐに上げるように改良された犬種が多い。
頭部の皮膚はダブついて、垂るみがある犬が多い。垂れ耳で大きな耳の犬が多い。
ハウンド犬の性格は、獲物を追っていた歴史を持つことから勇敢で、狩猟の中で自分で判断することが求められるので意志が強く独立心も持っています。
白、黒、タンの3色で構成された特徴的な毛色は『ハウンドカラー』と呼ばれる。
第7グループ(ポインティング・ドック)
ポインター・セター
獲物を探し出して、その位置を静かに示す猟犬。
ガンドック<鳥猟犬>の中でも特に、獲物を発見した時に睨みつけることで鳥を動けなくしたり、鳥の位置をハンターに教えたり、ガン(鉄砲)を構えたら鳥を飛び立たせたり、撃たれた鳥を回収するポイントやセットしてハンターのサポートをする。
性格も攻撃的ではなく、人に対して友好的で良い家庭犬になります。
主人の指示をしっかりとこなすなど賢い犬種ですが、物事を覚えるまでに少々根気が必要。
小動物、鳥などを見ると興奮しやすい傾向があるのでしっかりコントロールが必要です。
第8グループ(レトリバー、フラッシング・ドック&ウォーター・ドック)
第7グループ以外の鳥猟犬
水際での猟も多く泳ぐのが得意である。(嗜水性・水を好む)
特にシギ猟に使われた犬には、”コッカー”という名がつけられた。銃の大きな音から耳を守るための垂れ耳、獲物回収の際に傷つけないための厚いマズルが特徴である。
家庭犬として数多く飼われています。性格も穏やかで明るい犬種で忍耐強いため子供とも仲良くできます。
人と一緒に作業することや運動が好きなのでアウトドアやトレーニングを楽しめます。
第9グループ(コンパニオン&トイ)
日本で馴染み深い愛玩犬
作業や猟に使われていた犬を小さく、愛らしくした家庭犬・愛玩犬の人気グループです。
『コンパニオン・ドック』・『トイ・ドック』と呼ばれる犬種。
穏やかな性格で、他の動物とも比較的共存しやすい。他のグループの犬種と大きく違うところは、猟犬や番犬としての役割を持たない犬種。
「働く犬」ではなくペットとして可愛いがるために作られた犬種であるのが特徴です。
第10グループ(サイトハウンド)
視覚ハウンド
視覚スペシャリスト
優れた視覚と最速を誇るスピードで獲物を追うタイプ。サイト『視覚』、ハウンド『狩猟犬』
遠くを見るための発達した視力と高い体高、一気に捕らえるためのスピードが求められるため大型で細身の犬種がほとんどで、背がアーチしたギャロッパー・タイプの犬が多い。
狩猟犬として活躍していた犬種ですが、攻撃的な性格ではなく、とても穏やか子が多く、静かでそこまで吠えることも少なく落ち着いた性格。